岡田准一、堤真一に流血パンチ!
岡田准一(24)堤真一(40)の共演映画「フライ、ダディ、フライ」(成島出監督、7月9日公開)が完成し、1日、都内で報告会見が行われた。世代を超えた男同士の友情と父親の愛情を、アクションを交えて描く青春映画。岡田が堤を殴るシーンでは、拳を顔面に直接当てる迫真の演技も披露し、注目度は高い。「スター・ウォーズ エピソード3」と同日公開だが、配給の東映は「堂々と飛び込んでいきたい」と精力的にキャンペーンを展開する。体を張ったアクションシーンは、堤と岡田の信頼関係から生まれた。撮影は昨年7月、東京郊外の公園で行われた。気温39度。照りつける日差しを浴びながら、堤が自分の手をほおに当てて言った。「そのまま直接当ててくれ」。岡田は迷いなく「分かりました」とうなずいた。米映画「ラストサムライ」を手掛けたアクション監督の指導を受けながら、リハーサルを何度も重ね、そして本番。「用意、スタート! 」。バシーン! 岡田の拳が堤のほおにヒットした。
堤はこの日の会見で「実は口の中を思い切り切りまして。血だらけになってしまいました」と明かした。現場で岡田にケガのことは伝えなかった。その必要がないほど厚い信頼関係で結ばれていた。岡田は「目を見て気持ちが分かった」。堤も「言葉を交わさずとも奇妙な結束力が日々強くなった」と振り返った。
乱暴された娘の復しゅうを誓った中年男性(堤)とその男にケンカの勝ち方を仕込む高校生(岡田)の友情を描く。撮影で岡田が堤を殴りつけたのは、トレーニングの場面。成島監督は「殴り合う拳の向こうにある、人の思いを描きたかった」と話した。岡田は格闘技もこなす役。撮影開始1年前から肉体改造に励んで臨んだ。食生活は鶏肉中心。胸囲は8センチもふくらんだ。
配給の東映は、完成度の高さに自信を持っている。公開10日前に、トム・クルーズ(42)の主演作「宇宙戦争」(スティーブン・スピルバーグ監督)が封切られ、「スター・ウォーズ エピソード3」とは公開日が重なった。それでも200館以上の劇場を確保し、ハリウッド大作に挑む。坂上順常務は「命がけのファイトに応え、激戦区に飛び込んでいきたい」。岡田はジャニーズタレントとして異例の全国9カ所のキャンペーンに参加するなどプロモーションも精力的に取り組み、勝負するつもりだ。